今回はネックの表部分にあたる、フィンガーボードについてのお話しです。ギターの音の決め手となるものはボディ材とピックアップだと思う方も多いことでしょう。確かにこの二つはギターの音を決める重要なものには違いありません。ですが、ギターというものはそんな単純なものではありません。ギターの音とは様々な要素が合わさり一つの音を生みだすものです。そして、このフィンガーボードも例外ではなく、ギターの音を決める重要な要素でありながらもフレット交換の容易さにもかかわってくる大事なパーツになりますのでこの機会に学んでおきましょう。
まずは、材質の特徴から説明していこうと思います。
・ローズウッド
ギブソンやフェンダーをはじめとする、数々のギターに用いられている赤茶色、またはこげ茶色をしたスタンダードな素材となっています。温かみのある音が特徴です。また、この木材は粘りがありますのでフレット交換もしやすいです。
・メイプル
メイプルは白色で固めの素材となっています。そのためクリアな音が特徴的な素材と言われています。音を歪ませずに弾いてみると響きの美しさがよく分かると思います。また、硬質のため、フレット交換も難しくほかの素材と比べ割高となります。
・エボニー
エボニーは黒色の材質で、非常に硬質です。音の特徴としては、ローズウッドとメイプルの中間的な音になります。性質上、脆いためフレット交換はメイプルよりも難しく、工賃も高めになります。主に高級ギターに用いられることが多いです。
以上がフィンガーボードに用いられる主な素材になります。その性質と、特徴を理解したうえでギター選びの判断材料にしてみてはいかがでしょうか。
cat_name;
?>の他の記事
[su_menu name=”band”]
More from my site
ギターのパーツ解説!フィンガーボード編その1