オーディションの写真は規定に沿っているものを選びます
意外に思われるかもしれませんが、オーディションの写真のなかで、一番重要なのは規定に従うことです。規定通りにするのは最低限の約束事であり、それが満たされていない場合には、審査以前の問題として厳しく処理されることも少なくありません。当然のことだとスルーをしていると、思わぬところで足元をすくわれるようなことになります。サイズも形式も被写体も撮影の手続きも、オーディション応募の為の要項として発表されているものに遵守しましょう。決まりごとに沿っているのが基本として、次に気にすべきは鮮やかな写真であるかという問題です。
不鮮明な写真や光の加減で影が入り込んでしまった写真は、本人だという証明の写真にならないので、たとえモデルやタレントなど顔に関わる仕事のオーディションでなくても提出しないようにするべきです。ぶれないように固定して、フラッシュをたいて撮影しましょう。明度が高い写真を選んだ方が、顔色もよく見え表情も明るく見えて、爽やかな印象に映ります。バストアップに全身写真と数枚の写真を用意する場合には、一つ一つがバラバラになってしまわないようにクリップやバンドなどで写真をまとめます。
写真の裏には名前や撮影の状況などを明記するよう指示があることも多いですが、指示がないときにも氏名くらいは記しておいた方が確かです。ボールペンを使い隅にでも書いておきましょう。
オーディションに送るための写真を、数枚撮った中で選ぶという時には、自分以外の人の意見も参考にしながら選ぶのがおすすめです。自分ってものは、意外と自分ではよく見えないもので、周りの人の方が良く見せる方法を知っていたりします。
家族や友人などいろいろな人のアドバイスを積極的に聞いて、万人受けするような写真などを選んでみましょう。提出した写真などのネガは、一緒に撮影した写真も含めて保管をしておくのが鉄則です。後日提出を求められる場合もありますし、一枚しか持っていない写真を出してしまったら、配送上の事故で破損してしまうと代えがききません。普段から余裕を持って、オーディションに挑みましょう。