コーヒーの淹れ方上級編として、ネルドリップを使った抽出方法をご紹介します!
淹れ方はハンドドリップとさほど変わりませんが、少々手入れが特殊なだけで、口当たりが良くまろやかな味わいのコーヒーを楽しめます!
コーヒー好きの方やコーヒーの淹れ方にこだわりがある方は一度試してみてはいかがでしょうか。
ネルドリップの下準備と保管方法
ネルドリップの抽出方法は、準備するものに違いがあるだけで、それ以外はハンドドリップと同様となります。そのため、使用前の準備や手入れ、保管方法をご紹介します。
まず、使用前の下準備です。新しく購入したものには、糊がついています。ついたまま使用すると、香りや味に影響が出てしまいます。
そこで、コーヒー豆や抽出後のカスを入れたお湯で10分から20分ほど煮詰めましょう。糊がとれ、コーヒーの風味もつくため、最初の抽出から本格ネルドリップを楽しむことができます。
抽出する前には、ネルの水分が残らないように絞ってから使用します。ネルの水分をとる専用のタオルもあるようですので、必要な方はご使用ください。
抽出後は、着色が気になるからといって、洗剤を使って洗ってはいけません。豆のカスを捨てたら、煮沸するか水洗いする程度にとどめてください。毎回水洗いをしている場合は、週に1、2回煮沸するようにしましょう。
使用後は、きれいな容器に水を入れて、それにネルを浸して保管します。容器の水は、毎日取り換えるようにしてください。ネルの表面にある起毛がなくなってきたら、新しいものに買い換えることをおすすめします。
ネルドリップのおいしさの秘密
なぜ、ネルドリップで淹れるコーヒーはおいしいと言われているのでしょうか?
ほかの抽出方法と比較すると、「蒸らし」の工程で違いがあるようです。
例えば、ハンドドリップで行う蒸らしの際は、ドリッパーに接する部分の豆は上に向かって膨らむことはできますが、下の方へ膨らむことはできません。一方、ネルドリップの場合は、柔らかい布がドリッパーであるため、全方向に向かって膨らむことができます。
そのため、豆全体がしっかり蒸らされ、豆本来の味を最大限に出すことが可能となるのです!豆の味と風味を最大限に出すことでより本格的でおいしいコーヒーを飲むことができますよ。
ほかにもネルのきめが細かいことや、厚みがあるためゆっくりと抽出されることなどが、おいしさの秘密となっています!いつもとひとあじ違うコーヒーを飲みたい方や、コーヒーに対するこだわりが強い方は一度試してみてはいかがでしょうか。