オーディション前の書類選考の突破のカギは自己紹介

オーディションを行う方法は2種類あります。

オーディションに応募してきた人全員と面接をする会場選考、オーディションに応募してきた人の履歴書を見た後に面接をする書類選考です。芸能界のオーディションはほとんどの場合が書類選考です。会場選考は応募者と直接面接ができるので、審査の精度が高いものになります。

書類で感じた印象よりも実際に会った印象はずっと良かった、というケースもあります。書類を見ただけでは分からない応募者の魅力を、実際に会うことで探せるのが会場選考を行うメリットです。しかし、会場選考を行うためには、会場を用意しなければなりません。

応募者が多ければ多いほど、会場を準備するのにお金がたくさんかかります。応募者全員と会うので、選考にかかる時間も長くなります。また、会場選考の場合は事前に応募人数が分からないというのが一番大きな問題点です。

用意した会場に比べて応募者が多すぎても少なすぎても問題が発生します。多すぎる場合は会場に入りきれずに選考が行えませんし、少なすぎる場合は用意した会場スペースが無駄になってしまいます。

また、応募したいけれど時間が合わないからと応募を諦めてしまうケースもあり、良い人材を確保できるケースを失う場合もあります。そのため、会場選考のオーディションが行われることは、滅多にありません。書類選考なら事前の会場の用意も必要ありません。

双方の都合に合わせていつでも面接を行えます。書類選考なら応募者も採用側も都合に合わせて行えるという点がメリットです。応募者は履歴書を送って返事を待つだけですし、採用側は手の空いた時に履歴書を見て選考を行えます。

書類選考を通過するために、まずは履歴書を送ります。芸能界にデビューするには、履歴書をしっかり書くことが第一段階としてとても大切です。書き方が悪ければ、マイナス評価につながってしまう恐れがあります。

履歴書で採用担当者にいかにアピールするかがカギとなります。採用担当者の心をつかみ、この人と会ってみたいと思わせる履歴書を書ければ書類選考に合格できます。履歴書を送る前には家族や周りの友人に書いた履歴書を見てもらいましょう。客観的な目で見ることが大切です。

履歴書には項目や形式が最初から決まっている自己紹介部分と、自分で文章を書いたり写真を貼ったりする自己PRの部分があります。自己紹介の部分と自己PRの部分の両方が審査員の目に留まることが必要です。

履歴書を書く順番として、まず書式が決まっている自己紹介の部分から書きましょう。自己PRは他人との差別化を図る部分のため、書く内容や文章をよく考えてから書くのがおすすめです。自己紹介とは、氏名、住所、身長体重などの基本的な個人情報を書く欄です。

ここに記載する情報は、正しいものでなければなりません。もし嘘の情報を書いて合格したとしても、面接で不合格になってしまいます。また、相手側にも不信感を抱かせてしまいますし、印象も良くありません。それを避けるため、自己紹介の部分には最新の情報を書くようにしましょう。

自己紹介の記載が済んだら、次は自分を審査員にアピールしていく自己PRの部分です。特技や趣味の項目は審査員も注目しています。人に自慢できる特技があるなら、必ず記載しましょう。自慢できる特技が無い場合は、自分らしさが出せる趣味を記載しましょう。

志望動機を書く前に、そのオーディションではどんな人材を求めているのかが書かれている要項をじっくり読みましょう。志望動機は、自分のアピールではなく、オーディションを受けたいと考えた理由や動機を書きます。

続いて、自己PRでは、自分自身をアピールしていきます。コンテストなどで受賞歴がある場合は必ず書きます。

志望動機で書いた内容とかぶらないように、自分が得意なこと、できることを具体的にアピールしていきます。履歴書に貼付する写真も重要です。書類選考で最も重視される部分ですので、自分の魅力がしっかり感じ取れる写真を用意しましょう。

オーディション前の書類選考の突破のカギは自己紹介