冠婚葬祭の基本を学ぼう~成人式~

冠婚葬祭の「冠」、成人式について

成人式は冠婚葬祭の「冠」にあたるお祝いです。

昔は「元服」といい、11歳~16歳の男子が衣服や髪形を改めて頭に冠をかぶり、成人の儀式を行っていました。元服はとても重要な儀式として行われていました。現在では1月の第2月曜が成人の日で祝日になっています。市町村単位で成人になった人たちを招き記念式典が行われます。

成人式に参加できる人は前年4月2日から今年4月1日に20歳になる人で、学齢方式がとられます。同じ学年の同級生と成人式に参加することができるのですが、お酒やたばこは20歳になってからですので当然飲めない人も出てきます。久しぶりに同級生に会って盛り上がりたい気持ちはわかりますが、法律は守るようにしましょう。

成人式の服装は?

成人式といえばすぐに思い浮かぶのが華やかな振袖姿の女性です。

振袖は高価なものも多いうえ小物もたくさんそろえる必要があるため、自分でそろえるのはなかなか大変。レンタルでいい振袖を選ぶのも賢い選択です。レンタルですと種類はもちろん、カラーバリエーションも豊富なので自分の好きなものや自分に合ったものを探し出すことができます。

また着物だけでなくヘアメイクをする必要もあります。着付けと一緒にヘアメイクをしてくれる美容室を、早めに探して予約を入れるようにしましょう。かんざしや櫛、髪飾りなども事前に打ち合わせしておきましょう。

小物も一緒にレンタルできるところがほとんどですので、自分が必要なものはあらかじめ打ち合わせしておくと後に困ることがありませんよ。男性の場合、羽織袴やスーツ姿を多く見かけます。安く済ませたい場合は大学や専門学校の入学式で着用したスーツをそのまま使うとよいでしょう。

また、社会に出た際はスーツを着ることが多くなります。少し良いスーツを購入しておくのも良いかもしれません。おしゃれなネクタイやシャツをつけていくのもおすすめです。1月は寒いのでコートを用意しておくと安心です。

お祝いについて

成人のお祝いは男性の場合、時計やベルト、ネクタイなどが多いようです。

女性の場合は着物の帯締や草履、またアクセサリーや化粧品も喜ばれます。質のいいお祝いの品を送ることが多いです。お返しは特にいりませんが、お礼のあいさつをしっかりとしましょう。遠方の方へはお手紙と写真を送ると喜ばれます。

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