冠婚葬祭に関する雑学、小ネタを集めてみました!周りの人に話したくなるような雑学です。
その1 ケーキ入刀の秘密
披露宴で一番盛り上がるケーキ入刀、出席者がウェディングケーキの周りに集まりシャッターチャンスを狙います。
新郎新婦の初めての共同作業がケーキ入刀です。ケーキを切るというと、「縁が切れる」という響きを連想させますが、なぜ披露宴にはケーキを切るイベントがあるのでしょうか?
海外では結婚式のおもてなしのひとつとして出席者に食べ物を配ることがあります。結婚式にケーキを配るのもおもてなしのひとつ。ただケーキを配るだけではあまり盛り上がらないですよね。そこで二人の共同作業としてケーキ入刀のパフォーマンスが始まるようになったのです。
二人で協力して未来を切り開いていくという意味の「切る」がケーキ入刀になります。ちなみにこのイベントは日本独特のものなんだそうです。
その2 戒名の本当の意味
「戒名」は亡くなった人が、お坊さんからつけてもらう名前のことをいいます。戒名にはランクがあり、一番上の位は「○○院殿□□大居士(大姉)」です。昔は天皇や公家のみにつけられる名前でした。
現在でもこのランクの名前を付けるには、最低でも数百万はします。次のランクは「○○院□□居士(大姉)」です。一般的には「~信士」や「~信女」の名前が与えられます。子どもがなくなった場合は「~童子」や「~童女」と名付けられます。
死後に与えられる戒名、実は生前に与えられる名前だったというのをご存知ですか?仏教では修業を積んだ俗人が僧籍に入れてもらう際、受戒という儀式を行ってから初めて僧名が与えられます。
受戒した名前というので「戒名」といわれます。この名前を一般の故人につけるようになったのは、仏の弟子となって極楽浄土に送るためといわれています。
神道の場合は戒名はなく、諡(おくりな)というものがあります。「~大人」、「~刀自」とつけられます。仏教のようなランクはなく、またお金もかかりません。リーズナブルでわかりやすいのは神道のようですね。