冠婚葬祭のわからない疑問を一気に解決!その2

Q.お通夜の時の服装はどういったものがいい?

A.突然の訃報を聞いて急いで駆けつけることもありますが、カジュアルな格好で出席するのは控えましょう。告別式には主席せず、お通夜のみに出席する人も多くなりました。

服装はお葬式の時と同様に喪服を着ます。男性はブラックスーツやダークスーツ、ネクタイや靴下は黒にします。女性は濃紺のスーツやグレーのスーツでもいいです。ストキングは黒にして、アクセサリーは結婚指輪のみにします。真珠のネックレスを付ける場合、2連のものは避けましょう。

Q.数珠の正しい使いかたは?

A.数珠は宗教、宗派によってデザインが変わってきます。

市販されている数珠の多くはどの宗派で使ってもよいデザインです。木製の数珠や水晶やメノウなど種類や材質はさまざまで、男性は大きい玉、女性は小さめの玉を一般的に使います。持ち歩くときは左手に持つか、左手首にかけましょう。合唱する時、短い数珠は両手にかけ親指でおさえます。長い数珠の場合は、中指に数珠をかけて両手ですり合わせて使います。

Q.仏式と神式で違うマナーについて教えて!

A.故人に拝むために仏式では焼香、神式では玉串奉奠(たまぐしほうてん)が行われます。

【仏式の場合】

  1. 遺族と僧侶に一礼をしたあと仏前に立って一礼しましょう。
  2. 右手の親指と人差し指、中指で抹香をつかんで香炉にくべます。宗派によって回数が異なります。
  3. 最後に合掌、一礼をしてください。

【神式の場合】

斎主に一礼をして玉串を受け取りましょう。玉串の根元は右手で上からつまみ、左手は枝先を下のほうから支えてください。

玉串は胸の高さまで上げ、左手で枝先を支えたまま右手のひらを返し、玉串を時計回りに90度回します。(根元が自分の方に向く)左手を玉串の根元のほうに下げて持ち、右手は枝先を下から支え時計回りに180度回します。

根元を祭壇の方に向けてから玉串案に置きます。数歩下がり、しのび手で二礼二拍手一礼をしたあと遺族に一礼して席に戻ります。

冠婚葬祭のわからない疑問を一気に解決!その2