暗証番号で開錠するタイプの鍵はセキュリティ度が高い

手口はいろいろあるのですが、空き巣が良く使う侵入のやり口にピッキングやサムターン回しという手口があります。ピッキングとは工具を用いて鍵を解錠する手口です。

古い玄関には鍵穴が縦についていて、鍵山がギザギザになっている形式がほとんどですが、このスタイルはイージーにピッキングで開けられてしまいます。

サムターン回しでは日本風の引き戸によく使用されるやり口で、ガラスを割ってその穴から手や器具を差し込んで室内側にあるサムターンと言うツマミを回転させて解錠します。2枚の引き戸の隙間を使って器具を差し込み、サムターンを回すという手口も存在します。

空き巣は侵入に時間が掛かるのを嫌がりますので、出来るだけ解錠しにくい鍵に交換することをお薦めします。近頃の鍵では鍵穴が横についていて、鍵山が無く鍵に溝や凹みがついているタイプが存在します。

これならピッキングで侵入しようとしても時間が長く掛かります。鍵によって機能が変わるため、耐ピッキング性能は10分以上あるものが望ましいです。空き巣は鍵などを壊して解錠する手口もよく使いますので耐鍵穴壊しの性能なども10分以上あった方が良いです。

最近のご自宅で使われるような玄関にはこの型式の鍵が2つついています。

一つの鍵では耐ピッキング機能と耐鍵穴壊し性能が10分以上あっても10分以上あれば解錠が出来ますが、2つ設けられていれば倍の20分以上要求される計算です。一つの鍵だけより防犯度が向上します。

サムターン回しの手口を防げる鍵もあります。サムターン自体を取り外す事が出来る機能が付いた鍵なら、在宅中や就寝中は外しておくことでサムターンを回して解錠出来なくなります。

室外側、室内側、両方で鍵を掛けられるタイプもあります。その他にも暗証番号をボタンで押して開錠するタイプの鍵もあります。

これなら鍵穴じたいが無いのでピッキング手口を使えないです。暗証番号は任意で変更が出来るので、定期的に変更すると更にセキュリティ度が上がります。今付いている鍵に補助錠として取り付けする事も出来ます。

暗証番号で開錠するタイプの鍵はセキュリティ度が高い